家づくりナビ 2020.05-06 に掲載
呉羽山の家 スローライフハウス 自然に開かれた建築のカタチ
家族で畑をしながら自然の中で住みたい。友人である施主から
そのような要望を聞き、長い土地探しの期間を経て
ついに呉羽山の土地を手に入れられたところから設計は始まった。
家族は若夫婦と子供2人、それとおばあちゃんの5人家族とネコちゃん2匹。
それらを包む、森の中の大きな一つ屋根の家が最初のイメージであった。
また、ご夫婦でバンドをされており、音楽活動のためのスタジオが
音を封じ込めるために部屋がその周囲を取り巻き、建物の中程にある。
結果、回遊性のあるプランとなった。
・深い軒下。農作業のための土間。
・1階の家族室のテラス窓は畑へつながる。ここからは呉羽山の山頂が見える。
・2階のROOMの 窓からは富山平野、その先に海が見える
・外部床下の収納には 薪や農産物、農機具、エアコンの室内機等を置く
・山頂から吹き下ろす風を、一階の開口部からいれ、二階窓からぬく
周辺環境に、いたるところから開いたこの住まいは 畑やガーデニング、薪割り等の外仕事を楽しくし
慎ましく人生をゆったりと楽しもむ家、を意図した。