居間 この建物には四隅に柱がない。そのことがパノラマ窓の連続性を高めている

 

 

 

 

スタジオの家

 


周辺に配慮した施主の要望から、建物中心にスタジオをおいた住宅。
スタジオは構造的中心になり 建物全体を支える。
そのコアと外側のハコからなる 入れ子の空間。


音を漏らさないよう窓を少なくしたい。
でも閉鎖的にならないよう
水平の細い窓をつくり、360度つなげて
どこからでも光がはいり、陽の動きが感じられるようにした。
パノラマ窓。


回廊状の空間に居間、キッチン、玄関、浴室、物干などがあり、
ひとつながりの場として連続する。8m×8m正方形の大きさ
回遊性連続室。


終わりのない回遊動線と、
それに同調するパノラマ窓。 
四方から光を導き外へのつながりをつくった。
そんなに大きくない、比較的閉じられた気積のなかに、
開放感と自由さがある場を目指した。

 

 

 

 

第46回 富山県建築賞受賞

 

 

 

photo: ryohei yanagihara

スタジオはコアになってたちあがり

この建築の核となる。


スタジオは構造的中心になって建物全体を支える。


そのコアと外側のハコからなる入れ子の空間。

2Fホールより見る  

 

 

南東からみた外観。水平なスリット窓が360°つながっているパノラマ窓。その窓と同調して、ドラムスタジオをかこむ空間が部屋になる。回遊性連続室 (この写真のみ施主自身による撮影)
スタジオの家「コンパクトに住む」家づくりナビに掲載